2次元全体座標系におけるトラス部材の要素剛性方程式を求めてきましたが、この方程式の要素剛性マトリクスは、(1)式のように、座標変換マトリクスと要素座標系の要素剛性マトリクスの乗算を表したものでした。
これらは検討するために事前に与えられる数値なので、予めひとつのマトリクスに計算しておくことができます。
数式と結果を(2)に示しておきますので、自分で途中経過の計算をしてみてください。マトリクスの計算の良い練習になると思います。
このように全体座標系の要素剛性マトリクスを事前に求めておけば、要素座標系の剛性方程式を意識することなく、全て全体座標系で計算することができるようになるので便利ですね。